鵞足炎 - おおがね整骨院

鵞足炎は、膝の内側にある「鵞足」と呼ばれる部分に炎症が起こり、痛みや腫れを引き起こす状態です。

鵞足とは、膝の内側に位置する三つの腱（縫工筋、半腱様筋、薄筋）が集まる部位で、歩行、走行、屈伸などの動作に重要な役割を担っています。

特にランニングやサッカーなどのスポーツを行う人に多く見られる疾患です。

鵞足炎の原因はさまざまですが、主に以下の要因が考えられます。

1.過度な運動
ジョギングやランニング、サッカーなどの激しい運動を頻繁に行うことが、鵞足部分に過剰な負担をかけ、炎症を引き起こすことがあります。

2.筋力不足や筋力のアンバランス
大腿四頭筋やハムストリングスの筋力が不足している場合、膝に余計な負担がかかりやすくなります。特に中高年の方は、大腿部の筋力低下が鵞足炎の原因になることがあります。

3.不適切な運動フォーム
ランニングや運動中の姿勢やフォームが不適切だと、鵞足部分に過度なストレスを与え、炎症が起きやすくなります。日常生活で膝に捻じれを加えた姿勢（座り方や立ち方）を取ることも原因となります。

4.硬い地面での運動
硬い地面でランニングやジャンプを行うことが、膝に強い衝撃を与え、鵞足部分を傷つけやすく、炎症を引き起こすことがあります。

鵞足炎がなかなか改善しない、もしくは悪化してしまう理由は以下のようなものです。

1.無理をする
痛みがあっても運動を続けてしまうと、症状が悪化することがあります。痛みが強いときは、無理をせず専門の医療機関を受診することが重要です。

2.適切な治療を受けていない
鵞足炎の治療には正しい方法が必要です。自己流のマッサージや電気療法、湿布などでは根本的な改善が難しいことがあります。

3.生活習慣の影響
適切な休養や栄養（特にタンパク質や良質な脂質）が不足している状態が続くと、回復が遅れることがあります。また、生活習慣が原因で鵞足炎が起こることもあるため、改善が求められます。

4.再発防止の対策不足
鵞足炎を再発させないためには、大腿部の筋力トレーニングや鵞足のストレッチが必要です。おおがね整骨院では、患者様一人ひとりに合わせたケアメニューを提供しています。

鵞足炎にはいくつかの治療法があります。おおがね整骨院が提案する代表的な治療法を紹介します。

1.安静にする
痛みが強い場合は、まず無理せず安静を保ち、膝を休ませることが重要です。安静にすることで炎症が治まりやすくなります。

2.筋骨格矯正整体（Ken Yamamotoテクニック）
整体を通じて、体を本来の位置に矯正し、患部への負担を減らします。膝関節の歪みを正すことで、根本的な改善が可能です。

3.インナーマッスルトレーニング
腹圧の低下などが膝に負担をかけることがあります。筋骨格矯正で姿勢を整えた後、腹部や体幹の深層筋を鍛えるトレーニングを行うことで、再発を防ぎます。

4.物理療法
超音波治療や高圧電気治療などを用いて、腱の組織回復を促進します。

鵞足炎が治るまでの期間

治療期間は個々の症状により異なりますが、一般的な目安として以下の期間を参考にしてください。

1.軽度の症状の場合
数日で改善することがあります。適切な休息とストレッチが効果を上げやすいです。

2.中等度の症状の場合
数週間程度かかることが多いです。生活習慣を見直し、専門的な治療を受けることが必要です。

3.重度の症状の場合
数ヶ月かかることもあります。特に生活環境を見直しながら、治療に取り組む必要があります。

おおがね整骨院では、健康で快適な生活をサポートするために、全力で治療を行います。鵞足炎にお困りの際は、お気軽にご相談ください。